耐震診断が義務化された大規模な建築物の耐震診断補助制度の創設について
1 趣旨
建築物の耐震改修の促進に関する法律の改正法が、平成25年11月25日に施行さ れ、現行の耐震設計基準を満足していない既存の不特定多数の者が利用する建築物、避 難弱者が利用する建築物及び危険物の貯蔵場・処理場の用途に供する建築物のうち政令 で定める規模以上の大規模な建築物(要緊急安全確認大規模建築物)の所有者の方は、 耐震診断を実施し、平成27年12月31日までにその結果を相模原市へ報告すること が義務付けられました。
市では、この改正法を踏まえまして、耐震診断の補助制度を創設し、建築物の耐震化 をより一層促進することで、地震災害から市民の生命と財産を守り、災害に強い安全な まちづくりを推進していきます。
2 補助制度の概要
耐震診断が義務化された建築物に次のような補助を行います。
◆ 補 助 対 象 費 用: 耐震診断等に要する費用
◆ 対 象 建 築 物: 建築物の耐震改修の促進に関する法律附則第3条第1項に規定す る要緊急安全確認大規模建築物 ( 別表を参照してください。)
◆ 補 助 対 象 者: 対象建築物の所有者
◆ 補 助 率: 補助対象費用の5/ 6 ( ※ 1)
◆ 補助対象費用限度額 : 延べ面積× 以下の面積区分に応じた単価 ( ※ 2)
※ 1 市の補助のほか、補助率1/ 6の国の直接補助が利用できます。(補助対象費 用限度額は市と同様)
※ 2 第3者の専門機関による耐震診断の結果の判定書や図面の復元の費用を要 する場合は、1,540,000円を限度として加算できます。
3 適用期間
平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
(平成27年3月31日までに業務の完了報告が必要です。) 4 周知方法
耐震診断が義務化された建築物の所有者に対し、個別に周知を図ります。 補助対象費用限度額の単価 ( 1㎡当たりの上限額) 延べ面積1000㎡以内の部分 2, 060円/ ㎡ 延べ面積1000㎡を超え延べ面積2000㎡以内の部分 1, 540円/ ㎡ 延べ面積2000㎡を超える部分 1, 030円/ ㎡
平 成 2 6 年 4 月 1 日 相 模 原 市 発 表 資 料
問い合わせ先 建築指導課
電話042-769-8252(直通)
要緊急安全確認大規模建築物の用途・階数・延べ面積は、次の表に掲げるものです。
用 途
階数・延べ面積
(階数は地階を含む) 小・中学校、中等教育学校の前期課程若しくは特別支援学校 階数 2 以上かつ 3, 000 ㎡以上 体育館(一般公共の用に供されるもの) 階数 1 以上かつ 5, 000 ㎡以上 ボーリング場、スケート場、水泳場その他これらに類する
運動施設
階数 3 以上かつ 5, 000 ㎡以上 病院、診療所
劇場、観覧場、映画館、演芸場 集会場、公会堂
展示場
百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗 ホテル、旅館
老人ホーム、老人短期入所施設、福祉ホーム その他これらに類するもの
階数 2 以上かつ 5, 000 ㎡以上 老人福祉センター、児童厚生施設、身体障害者福祉センター
その他これらに類するもの
幼稚園、保育所 階数 2 以上かつ 1, 500 ㎡以上
博物館、美術館、図書館
階数 3 以上かつ 5, 000 ㎡以上 遊技場
公衆浴場
飲食店、キャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホール その他これらに類するもの
理髪店、質屋、貸衣装屋、銀行その他これらに類する サービス業を営む店舗
車両の停車場又は船舶若しくは航空機の発着場を構成する 建築物で旅客の乗降又は待合の用に供するもの
自動車車庫その他の自動車又は自転車の停留又は駐車のため の施設
保健所、税務署その他これに類する公益上必要な建築物 一定量以上の危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する 建築物
階数 1 以上かつ 5, 000 ㎡以上
※ 敷地境界線から一定距離 以内に存する建築物
別 表